ブレないように撮影する方法

ブレないように撮影するための方法としては、まずシャッタースピードを速くするということがあります。シャッタースピードが速いほどブレにくくなる。ただし、暗い場所の場合には光が足りず、シャッタースピードをあまり速くすることができなくなってしまう。

そんな場合には、ストロボを光らせて明るくする方法と、ISO感度を高くする方法があります。ストロボは狭い範囲を明るくするには有効ですが、広い空間に光を行き渡らせることはできません。また、発光させると目立ってしまうので、自然に撮りたい場合などには向きません。

06.jpg数値を大きくすれば暗くても撮影できるようになる

ISO感度を高く設定することにより、シャッタースピードを上げることが可能になりますが、感度を高くすることにより、ノイズが発生して、ザラザラの画質になってしまうという問題があります。このザラザラ感はカメラの機種によって変わってくるので、自分の使っているカメラはどの程度感度を上げて撮っても大丈夫か、確認しておくといいでしょう。

noize2.jpg低感度で撮影した画像

noize.jpg高感度で撮影するとノイズが多くなってくる

たとえば水族館の中での撮影などではストロボを光らせることは禁止されています。ノイズが気にならない程度まで感度を上げ、シャッタースピードが速くできない分は、なるべくきちんとカメラをホールディングして、ブレないようにする、といった方法がいいでしょう。
_DSC1267.jpg感度を上げて水族館で撮影したクラゲ

三脚なしでカメラがブレないようにするためには、壁や机や立木などの動かないものに、肘、肩、カメラなどを付けて、カメラが安定するようにします。

望遠レンズでの撮影やマクロ撮影などブレやすい条件で、なおかつノイズが入るのを嫌う場合は、感度は上げずに三脚を使うといいでしょう。ただし三脚はカメラ側のブレに対しては有効ですが、被写体自体が速く動けばブレてしまいます。花の接写などでは三脚は必須ですが、風が強くて花が揺れてしまうような場合は、揺れが止まるのを待つしかありません。