接写がしてみたい場合は?

私はミクロの世界が好きで、よく接写をしています。
使っているのは、接写専用のマクロレンズで、
タムロンの90mm、ニコンの60mmを愛用しています。
また接写レンズではありませんが、
コシナのディスタゴン25mmも好きなレンズです。
いずれもボケ味がGood。

マクロレンズを一本持っているとなかなか重宝しますが、
初心者が簡単に接写をするにはどうすればいいか?
まず、コンパクトデジタルカメラの場合は、
マクロ機能が組み込まれた製品が多いので、
そういった機能を利用してみる。
チューリップマークのボタンや十字キーが接写の印。
携帯電話のカメラなんかでも使える場合あり。

次に敷居が低いのは、クローズアップレンズを使うこと。
これは、レンズの先端にフィルター取り付け用の
ネジが切ってあれば、そこに取り付けることが可能。
倍率の違うレンズが用意されていますが、
No.3からNo.5ぐらいのものが、使いやすいです。
重ねて使うことも可能。
宙玉レンズに使う場合は、No.10がおすすめ。

値段は経が小さく、倍率も低い物が安く、
経が大きくなり、倍率も上がれば高くなります。
40〜50%の値引き率の場合もあるので、
安い店を探しましょう。
ちょっと試してみたいということなら、中古でもオーケー。

クローズアップレンズの場合、レンズが一枚増えるので、
その分描写に影響が出る可能性があります。
それを嫌う場合は、
レンズとボディの間に接写リングを入れる方法もあります。
これは、3個セットの製品が多く、
組み合わせにより倍率が変わります。
狙った大きさにするために、このリングの組み合わせ方を
変えなければいけないというのが、ちょっと面倒かな。

メーカー純正の接写リングは高いけど、
サードパーティー製で安い製品もいろいろある。

あとは、レンズとボディの間にベローズ(蛇腹)を入れるとか、
リバースリングでレンズを逆さまに取り付ける、
なんていう方法もあるけど、これはちょっと専門的ですね。

後は、接写の場合手ぶれしやすいので、三脚を使うが吉。